大学では商学部に在籍していましたが、当初は音楽関係の仕事に憧れていました。ただ視力が悪く（眼鏡をかけても0.1ほど）、理想とする会社の適性検査も難しくて進路に悩んでいた時期がありました。そんな中、父の勧めで四柱推命の先生に相談に行き、「手に職をつけて生きていくなら税理士が良い」と勧められたのがきっかけです。ちょうど商学部だったこともあり、その道を選ぶ決意をしました。その後、会計事務所への就職が決まり、あわせて経理の学校で基礎を学び始めました。

近畿税理士会は、税理士が地域ごとに所属する専門団体で、税理士として活動するためには必ず加入することが定められています。最大の役割は「適正な納税」を社会に広め、健全な経済活動を支えることです。地域の事業者や個人の方々が安心して税務に取り組めるよう、税理士を通じてサポートする存在でもあります。

勤務時代は「会社に入ったぞ」という期待とは裏腹に、思っていた理想とのギャップに悩むことも多くありました。それでも「石の上にも三年」という言葉を支えに続けたことで、今につながる大切な経験になったと感じています。独立してからは25年が経ち、これまでの学びを活かしながら、お客様に寄り添う税理士として歩みを続けています。

中小企業様や、個人経営から法人化された方のサポートを数多く手がけてきました。独立から25年、平成25年7月には「経営革新等支援機関」の認定も取得し、税務・会計だけでなく、顧問先には助成金活用など幅広いサポートを行っています。経営の成長段階に合わせた実践的な支援を強みとしています。

事業には始まりがあるように、いつか終わりを考える時期も訪れます。そうした将来のことまで含めて、お客様と共に考え、寄り添うことを大切にしています。税務だけでなく経営の節目においても、親しみやすく相談できる存在でありたいと考えています。長期的に丁寧に伴走し、安心して仕事を任せていただける税理士であることを目指しています。