就職後、「思うような人生を歩むには資格が必要だ」と考え、独立を目指して税理士の道へ進みました。基礎知識がなかったため大原簿記専門学校に8年間通い、地道に学び続けて資格を取得。現在は独立して23年、誠実なサポートを大切にしながら税理士業務に取り組んでいます。

中小企業や町工場など、限られたリソースで運営されている事業者様をサポートすることを得意としています。単に税務だけでなく、業務改善のご提案も行い、より効率的で持続的な経営につながるようお手伝いしています。

税理士として活動するには必ず所属しなければならない組織で、地域ごとに支部があります。大阪の中でも会員数は年々減少しており、生野で新たに開業する人も少なくなってきました。私は二代目ということもあり、若い頃から先輩方に声をかけていただき、さまざまなお手伝いをしてきました。今では自分も年齢を重ね、赤尾支部長のもとで副支部長を務めながら支部の活動を支えています。赤尾支部長はとても温かい方で、率先して多くの役割を担われており、その姿勢に学びながら私も地域の税理士会に貢献しています。

自分に嘘をつかず、取り繕うことのない誠実な姿勢を大切にしています。クライアントの皆さまには、本音や本心で気軽に相談していただける存在でありたいと考えています。悩みや不安を率直に話せる関係を築きながら、共により良い方向を見つけていける税理士でありたいと思っています。

一番の苦労は資格取得の勉強でした。5年目に入り、最後に残った消費税法と法人税法の科目に大変苦戦し、正直「絶対に受かることはないだろう」と思っていました。合格の連絡をいただいた時も信じられず、「やっぱり不合格でした」と言われる夢を今でも見るほどです。それほど厳しい挑戦でしたが、その経験が今の自分を支える大きな糧になっています。

税理士という立場を通じて、公平で公正な社会を実現する一助となれればと考えています。小さな積み重ねかもしれませんが、その役割を果たすことで地域や社会に少しでも貢献していきたいと思っています。