京都大学経済学部を卒業後、1998年に公認会計士資格を取得し、監査法人で約8年間勤務しました。会計監査や上場準備、M&A、国際会計基準対応など幅広い実務を経験しています。
2000年に父の会計事務所へ入り、平成19年に税理士登録。令和元年に事務所を継承し、令和5年には税理士法人へと発展させました。就任当初は「父でないと」と言われ苦労もありましたが、今ではお客様から家族のように信頼いただける関係を築けています。

税理士が必ず所属する専門団体であり、地域社会や事業者にとって「適正な納税」を支える重要な役割を担っています。私自身は、父が日本税理士会連合会の会長を務めていた時期に会計事務所の業務を一手に任され、大変な経験をしたこともあり、正直あまり積極的に関わりたいとは思えない部分もあります。それでも、組織としての存在意義や役割の大きさは理解しており、税理士として避けて通れない大切な場であると考えています。

父の会計事務所を継ぐことが自然な流れでした。兄はやんちゃで候補から外れ、弟は弁護士を目指していたため、「跡を継ぐのは自分しかいない」と中学受験の頃から言われてきました。厳格で、日本税理士会の会長を務め勲章も受けた父の存在はとても大きく、「池田先生のご子息ですか？」と声をかけられることも多くありました。父が引退して10年ほど経ち、ようやく少しずつ自分らしさを出せるようになってきたと感じています。

お客様に寄り添い、財産に関わる課題を共に考え、解決へと導くパートナーでありたいと考えています。単なる税務処理にとどまらず、安心して将来を託せる存在を目指しています。
また、税理士としての活動を通じて、税金が「取られるもの」ではなく「社会の共済」として受け止められる社会を実現したいと思っています。海外では「自分が納めた税金でこの橋ができた」と誇りをもって語る経営者がいます。日本でも誰もが胸を張ってそう言える社会づくりに貢献したいと考えています。

法人税・消費税・所得税など幅広く対応していますが、特に力を入れているのは相続税です。今後は相続を事務所の大きな柱にしたいと考えており、その一環として天満橋に支店を開設し、セミナーの開催など積極的な取り組みも始めています。

はい。当法人の経営理念がございます。

当法人は、お客様の財産にまつわる課題について、お客様に寄り添い一緒に考え解決に導くことにより、お客様と共に発展することを目的として存立します。そして、当法人に従事する者及び当法人に関わる全ての人々の幸福を希求していきます。

はい。当法人では次の方針を掲げています。

【１】税理士法人の本分は、お客様からの信用です。永年にわたり積み重ねてきた信用をより強固なものとするために、当法人は常に専門的知識の研鑽に努め、専門的知識や付随する周辺知識、経験に裏付けされた解決力を高めます。
【２】当法人は常にクライアントファーストの精神に立脚し、行動します。お客様が本当に望まれることは何かを考え常に意識の中心に置き、これを羅針盤として行動することでお客様からの信用を頂くことに努めます。
【３】当法人で働く者は皆、お客様をはじめ、ご支援を賜る関係者の皆様、当法人の社員、スタッフ、その家族、その他当法人に関わる全ての人々の幸福を希み、追求するために働きます。

はい。今年7月にセミナーを開催しました。今後も専門知識を活かし、セミナーや解説活動などを通じて情報発信に努めてまいります。なお、公認会計士と税理士の資格を保有しています。

池田会計に入ってから、クライアントの上場準備を2件支援しました。労務や経理体制の不備を整えながら、厳しい交渉や粘り強いコンサルティングを重ね、寝る間を惜しむほど大変でしたが、監査法人での経験が大きな支えとなりました。お客様が念願の上場を果たされた時の喜びは、何よりの達成感でした。