岩﨑久和先生 副支部長就任インタビュー
梅雨明けも近づいた平成29年7月某日。6月8日付で近畿税理士会生野支部の税務支援対策担当副支部長に就任された岩﨑久和先生に、就任3期目の思いや今後のビジョンなどを聞いてきました。
(聴き手は生野支部Web担当の島田です。なお、以下の文章は関西弁のイントネーションでお読みください。)
岩﨑久和先生 副支部長就任インタビュー
-まずは副支部長就任おめでとうございます。岩﨑先生は税務支援対策担当3期目ということですが、どうですか、今のお気持ちは?
全然おめでたくはない(笑)。誰かがやらなあかんことやから、っていうだけですよ。 税務支援対策委員やってるのは、私が国税OBというのもあって他の皆さんより仕事の流れがわかるから、っていうだけで。
本当は次の世代の人を育てて、その人に任せていくようにせなあかんと思うんやけどね。でも今までなら順次グルグル回ってたものが、今の生野支部は回らなくなってるから。
-そこはやはり人員不足が問題ですか?
例えば記帳指導にしても誰も手を挙げないから、今年は支部長・副支部長全員で分担してやることになったでしょ。支部長・副支部長は普段から無理をして公務を負担してるのに、その上さらに記帳指導までやってもらうことになって。誰も何も言わなかったですけど、みんな内心『なんで』って思ってるはずですよ。
人が入ってこないってことももちろん問題ですけど、だからこそ今いてる人達にもうちょっと協力してもらわないと、本当に回っていかないですよね。
-役職を担っている方とそうでない方との負担の格差、というのも課題ですね。
こないだも話してたんですけど、記帳指導にしても、人が集まらない以上は今後は1事業として考えていかなあかんのかなと。今回みたいに役をやってる人間で負担しても、その人達だけがしんどい目せなあかんわけやから。何の役職もやってない人に振り分けていくようにして、そういうやり方で皆さんに少しでも支部の方に目を向けていただくようにしないと、もう今後成り立たないのかな、という考えも今持ち上がってるところです。まぁそうせなあかん状況というのも寂しいんやけどね。
-岩﨑先生の担当する税務支援対策委員のお仕事は大変お忙しいと聞いています。
研修委員に比べればそうでもないとは思いますけど、それでも土日つぶして支部の仕事してます(笑)。
でも税務支援対策委員に関しては、手続き的な面で人に手伝ってもらえることっていうのは少ないんですよ。せやから、手伝ってほしいということより、もうちょっと皆さんにこっちを向いてほしいっていうことだけ。
-もう少し税務支援対策委員の活動を理解してもらいたい、というところでしょうか?
例えば確定申告のときの相談会場でも、皆さんの日程を決めて人員を配置するのは税務支援対策委員がやるんですけど、それも結構気を使ってやってるんですよ。パソコン使える人とそうでない人のバランスとか、いろいろ考えて配置せなあきませんしね。
特に日程は、できるだけ早めにお知らせするようにしてます。確定申告の時期は全員忙しいに決まってるんで、先にスケジュール押さえといてもらわなあきませんからね。
もし日程の都合が悪い場合は自分で代わりを探してもらうことになってますから、早めに日程知らせて、もし都合悪いなら早めに調整しといてもらわないと、ギリギリに言われても無理が利かないのは全員同じなんですよ。
でも、それでもやっぱり前日とか当日の朝に『変更してくれ』って言うてくる人もいてるわけですよ。そうならないように早めにお知らせしてるってことをわかってほしいですし、そういうのも普段から支部に協力してくれてる先生ならともかく、支部に顔も出さないで何の人間関係も作ってない人から無理言われても、ちょっとなぁ、って思いますよね。
-その辺りが、支部の皆さんに期待したいところになりますか?
もちろん税理士は1経営者ですから自分の仕事を一生懸命やるのは当たり前なんですけど、同時に支部の構成員でもあるわけですから、もうちょっと協調してもらえれば、と思いますね。『忙しい、忙しい』ていうのは簡単やけど、じゃあ役をやってる人は忙しくないのかって話になりますしね。
-では、最後に一言お願いします。
私は生野支部は楽しいところやと思うんです。まとまりがあって顔見知りで。でもそれがある程度までの顔見知りで止まってしまってるんで、もうちょっと広がったらいいなと思ってます。小さな支部だからこそのつながりがもっと広がってほしいなとは思いますね。