山下博司先生 副支部長就任インタビュー

台風一過で鮮やかに晴れ渡った平成29年7月某日。6月8日付で近畿税理士会生野支部の情報化対策兼綱紀監察担当副支部長に就任された山下博司先生に、就任3期目の抱負や今の思いなどを聞いてきました。

(聴き手は生野支部Web担当の島田です。なお、以下の文章は関西弁のイントネーションでお読みください。)

山下博司先生 副支部長就任インタビュー

 

-まずは就任おめでとうございます。山下先生は副支部長3期目ということですが、今のお気持ちは?

 

お気持ちって言われても、もう3期目やし正直言うて特にないんですけど(笑)。まぁ引き続きやらせていただくことになったんで、頑張ります。

 

-山下先生は引き続き情報化対策・綱紀監察担当の副支部長に就任なさいましたが、2つを兼任というのは大変ではありませんか?

 

本当はどなたか引き受けてくださる方がいてるとありがたいんですけど、そもそも生野支部は人手不足やから。まぁそこは支部全体で考えてもらわなあかん問題ですよね。

 

-改めてになりますが、山下先生の担当部署がどういったお仕事なのか、簡単にご説明いただけますか?まずは情報化対策についてお願いします。

 

情報化対策委員の仕事は、主に電子申告の推進です。国はe-Taxを推し進めてますし、フィンテックを含めて技術革新はすごいスピードで進んでますでしょ。税理士側でもしっかり対応していけるようにせなあきませんからね。

あと、それに関連しますけど、税理士事務所のIT化をサポートするとか、税理士業務の効率化に役立つツールに関する研修会を開催したりするのも、情報化対策委員の仕事になります。

 

-続いて、綱紀監察についてお願いします。

 

綱紀監察委員の仕事は、税理士法に違反する事案がないかを調査したり報告したりすることです。最近は特に名義貸しが話題になることが多いんですけど、例えば「後継者のいない税理士がお亡くなりになって、知り合いの税理士にハンコだけ頼む」みたいなケースとかね。そういったことがあれば近畿税理士会へ報告したり。

赤尾支部長もインタビューで言うてましたけど、生野支部の過半数が65歳以上でしょ。後継者のいてない事務所もあるでしょうから、これからこういう問題が発生してこないとも限らないわけです。せやから、そんなことにならないように啓蒙活動というか、お知らせとか研修を通じて皆さんに理解を深めてもらうようにしていきたいですね。

 

-就任中の新たな取り組みとして、何か考えておられることはありますか?

 

情報化対策委員としては、まずはWebを活用した発信でしょうね。今年からホームページを立ち上げて生野支部としてやっていく方針になりました。情報化対策はその担当部署なんで、島田先生が担当でやってくださるのを推進していく、というところです。

あと、生野支部内の情報伝達手段の効率化でしょうね。これは総務とか広報と連携して取り組むことになりますけど、今はお知らせ1つにしても印刷してFAXや郵便で送ってるのを、電子化することで手間やコストを下げて、小規模な支部でも運営可能な形に持っていく必要があると思ってます。

綱紀監察委員としては、さっきも少し触れましたけど、後継者問題で綱紀監察事案に引っかかるようなケースが出ないように、できることからやっていくつもりです。

赤尾支部長のインタビューの中に『支部で事業承継窓口を』って言うのがありましたけど、もし本当にそれができたら後継者問題に道筋をつけることができて、綱紀監察の面からもいいと思います。そのためには、まず現状調査からでしょうね。先輩方が後継者問題についてどのようにお考えなのかを、アンケートなりインタビューで聴くところから始めたらどうかと思います。

 

-これらの取り組みには支部所属の税理士の皆さんの協力が不可欠だと思いますが、支部会員の皆さんに期待することはありますか?

 

とりあえず皆さんともっとお話をする機会を持ちたいですね。単純にお忙しいのか、それとも支部に関わらないよう避けてはるのかはわからないですけど、総会とかにも全然来てくれない方もいてはるでしょ。そういう方は今の生野支部が人手不足でしんどい状況にあることを理解しておられないんじゃないかと思うんです。一度お話をして支部の現状を知ってくださったら、何か感じてくださる方もいるかもしれませんしね。

 

-では、最後に一言お願いします。

 

生野支部は人数も減ってきてますし人手不足は深刻です。この意識をみんなで共有して動いていかないとこのままでは本当に支部が続かないと思ってます。そのためにも、今まったく支部に関与しておられない方ともコミュニケーションを取る機会を作りたいですね。

とりあえず、全員インタビューと称して島田先生に話聴いて回ってもらおか(笑)。

 

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